コーチング

河合隼雄さん最終講義から「コンステレーション」について考える

Youtubeでたまたま心理学の大家である河合隼雄氏の最終講義を見ました。

河合隼雄さんと言えば、ユング派心理学の大家として日本のカウンセリング制度制定に大きく貢献した方。

多くの臨床現場に携わったほか、長年大学で教鞭を執られていた以外にも文化庁長官に就かれたり、専門書だけでなく一般向けの本を執筆されたりというすごい方。

2007年に亡くなられていて、最終講義も1992年と30年近く前!ですが無料でこういうのが見られるのは本当にすごい時代ですよね!

私は河合隼雄さんの本を何冊か読んでいたのですが、肉声を聞くのは初めて。

軽妙で楽しい本の調子と同じでなんだか嬉しくなりました。

最終講義のタイトルは「コンステレーションについて」

私は初めて聞いた言葉でした。

コンステレーション(constellation)は「星座」とか、セレブ集団を指す意味もある言葉ですが、ユング心理学では「付置(ふち)」と呼ぶそうです。

例えば夜空の星は何かの形を作ろうと並んでいるわけでなく全く無造作に位置しています。

その星をつないで古代の人たちは物語を作りました。

いまや明るい星しか見えなくなってしまった夜空ですが、それでも、冬の空にオリオン座を見つけたりするとオリオンとサソリの物語を思い出すのは後世の私たちが星と同時に物語を知っているからです。

星座と物語は今やセットですが、私たちの身に起こった出来事ももし「コンステレーション」(星座)の物語ができる前だったらどうでしょう?

今までまるでバラバラだと思っていた一つ一つの経験をつないでみると実はつながっていた!なんていう気づきや、その時とは違う意味付けがふっと振り返ると見えてくるかもしれません。

あのスティーブ・ジョブスも大学の時代に専攻とは全く関係なく、趣味で聴講していたカリグラフィー(英語の筆記体)のクラスが後のアップルの美しいフォントの発想のもとになったと言われています。

私はコーチをしていますが、クライアントさんにとってそれほど意味があったとも思わなかった幼少期の出来事が、実は自分の強みの根幹の経験としてあったという話はよく出会います。

色々な経験によって培われたその人にとっての「当たり前」が、実は強みで、その人の成功や成長を支えているものだというのはストレングスの観点からもよく理解できます。

全ての経験が今の自分を作っていると考えると、つらかった時のことすらも自分の一部として浄化されていく気がしますよね。

なお、心理学の大家の最終講義なんてさぞかし小難しいものかと思い視聴していましたが、関西弁で分かりやすく、コンステレーションをうまく表現しているものの例として『ブタヤマさんたらブタヤマさん』という長新太さんの絵本を例に解説されていたのですごく面白く、私のような心理学素人も引き込まれる内容でした。

この本、実はうちにもあって子供と一緒に読んだことがあるのですが、ただのナンセンス絵本だと思っていたブタヤマさんが実は心理学の深淵をついていたとは!ということにもひっくり返りそうになりましたΣ(・ω・ノ)ノ!

少し長いですが河合先生の最終講義の映像はこちらです。

この動画の講義は本にもまとめられているようです。

良かったら見てみてくださいね(^^)

 

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